自分でできるエアコンの掃除方法とは?きれいに保つためのポイントや注意点
2026年01月22日
2026年01月22日

エアコンのカビやにおいが気になったり、効きが悪くなったと感じたりすることはありませんか? エアコンの性能を維持するためには定期的なお手入れが必要です。
今回は、自分でできるエアコンの掃除方法やきれいな状態を保つためのポイントなどをご紹介します。快適なエアコン環境を手に入れるために、ぜひご一読ください。
エアコンを掃除してきれいにしておくべき理由
「エアコンって掃除が必要なの?」と思う方もいるかもしれません。エアコンの掃除をしてきれいな状態を保つと、主に次に挙げる3つのメリットがあります。
カビやにおいの発生を抑えられる
エアコンの掃除をしてきれいな状態にしておくことで、カビやにおいの発生を抑えられることがメリットに挙げられます。
エアコンは室内で取り込んだ空気を熱交換器で暖める、もしくは冷やした後、再び室内に送っています。エアコンのフィルターを空気とともにすり抜けたホコリやカビの胞子が内部に取り込まれ、一部は残ってしまいます。
一方、カビが繁殖しやすいのは温度20~30℃、湿度70%以上で、ホコリなどの栄養源がある環境です。エアコンの内部は冷房運転や除湿運転によって湿度が上がり、ホコリもあることからカビが繁殖しやすいです。エアコンの掃除をしないと、内部で繁殖したカビをまき散らすことになります。
また、エアコンの内部で繁殖したカビはにおいの原因にもなります。さらにフィルターにホコリや汚れが付着したままの状態では、雑菌の繁殖もにおいの原因になるほか、カビが生えることもあります。
エアコンは使ったまま放置していると、カビやにおいが発生してしまうことから、定期的なお手入れが必要です。
エアコンの効率がよくなる
エアコンのフィルターのお手入れをしていると、冷暖房効率がよくなることもメリットです。
エアコンのフィルターにホコリがたまって目詰まりしてしまうと、取り込む空気の量が減ってしまうことから、吐き出す風量が弱くなります。このままの状態では部屋を暖めたり、冷やしたりする能力が低下し、エアコンの効きが悪い状態になってしまいます。
さらにエアコンのフィルターが目詰まりした状態では、必要な空気を取り込むのにより多くのエネルギーを必要とするため、電気代もかさんでしまうのです。
エアコンのフィルター掃除を定期的に行うことで、エアコンが効率よく稼動し、電気代の抑制につながります。
故障が起こるリスクを軽減できる
エアコンのフィルターや熱交換器にホコリや汚れがたまった状態では、冷暖房効率が低下してしまいます。こうした状況では設定温度に到達するまでに多くのエネルギーを使い負荷がかかることから、部品の損耗が早まり、故障や不具合が起きやすい状態となります。
本来の寿命までエアコンの性能を維持するには、定期的にお手入れを行い、故障が起こるリスクを軽減することが大切です。
自分でできるエアコン掃除の範囲と方法

エアコンの掃除といっても、実際には自分でできる範囲には限りがあります。自分で掃除ができるのは、主に外側の部分や取り外しができる部分です。エアコンの内部の清掃は専門業者に依頼する必要があります。
そこで、ここではエアコンの自分で掃除ができる箇所ごとに、方法と推奨するお手入れの頻度をまとめました。
エアコンを掃除する際には脚立を用いるなど、安定した足場を確保することが大切です。また、ケガや事故を防ぐために、各箇所のお手入れの前には、必ずエアコンの電源を切ってコンセントを抜いておきましょう。
室内機の表面
室内機の表面のお手入れの頻度は2週間に1回程度が目安です。室外機の表面には空気中のホコリやタバコの煙が吸着することがあります。また、エアコンがキッチンの近くに設置されている場合は、調理中の油汚れがつきやすいです。
<室内機の表面の掃除の手順>
- 室内機の表面の掃除は、まずはハンディモップで上から下へホコリを取り除きます。
- 次に固く絞った雑巾で全体を水拭きします。
- 多くの機種で前面パネルは取り外せるため、いったん外して水拭きし、よく乾かしてから戻します。
フィルター
フィルターは2週間に1回程度を目安に、使用状況に応じてお手入れを行います。こまめにお手入れをしていると、フィルターの掃除が簡単に済みます。フィルターにホコリがたまると、冷暖房効率や電気代に影響を及ぼします。
<フィルターの掃除の手順>
- 前面パネルの両サイドを同時に持ち上げて、カチッと音がするところまで開けます。
- フィルターを外す前に、フィルターや周辺に付着したホコリを掃除機で吸い取ります。フィルターを外したときに、ホコリが舞うのを避けるためです。
- ある程度、ホコリを取り除けたら、フィルターを外します。フィルターは強い力をかけると、破れたり変形したりしやすいため注意しましょう。
- フィルターに「表側→裏側」の順で掃除機をかけます。先に裏側から掃除機をかけると、目が詰まってしまわないように注意しましょう。
- 汚れが気になる場合には、フィルターをシャワーで水洗いします。水圧で目が詰まってしまわないように掃除機をかけたときとは逆に、「裏側→表側」の順で洗います。水よりもぬるま湯のほうが汚れが落ちやすいですが、変形を避けるために熱湯の使用は避けます。また、力を入れすぎてフィルターを破かないように、柔らかいスポンジや布、古い歯ブラシなどで、優しく洗いましょう。
- 油汚れが付着しているケースやカビが発生しているケースなど水洗いでは落ちない場合には、台所洗剤などの中性洗剤を薄めてつけ置き洗いをします。そして、柔らかいスポンジや布、古い歯ブラシなどで優しく洗った後、しっかりとすすぎます。
- タオルでフィルターを挟み、水分を拭きとります。フィルターがぬれたままエアコンに取りつけると、カビの繁殖の原因になるため、しっかりと乾かします。ただし、フィルターの変形を防ぐため、ドライヤーの温風で乾かしたり、直射日光に当てたりするのは避け、陰干しにしましょう。
吹き出し口
吹き出し口のお手入れの頻度は1カ月に1回程度が目安です。熱交換器を通った温風や冷風が吹き出し口から出るため、清潔に保ちたい場所です。ただし、吹き出し口の奥にある送風ファンはお手入れできないという点に注意しましょう。
<吹き出し口の掃除の手順>
- 吹き出し口の掃除用に、割りばしの先にキッチンペーパーを巻いて輪ゴムで留めた棒を用意しておきます。風の向きを変えるための上下左右に動くハネは、雑巾では拭きにくいためです。
- エアコンの吹き出し口にあるルーバーを手で開きます。軽い力で動かない場合には、無理に動かさないようにしましょう。
- 棒にお湯をつけて水滴が落ちないように絞り、吹き出し口内の手前の見える範囲(ルーバー部分)を拭いていきます。汚れが気になる場合には、棒に中性洗剤を薄めたものをつけて絞り、水拭きをします。送風ファンを傷つけないように棒を奥まで入れるのは避けて、見える範囲内を掃除しましょう。(吹き出し口の奥や送風ファンにカビが付着しているのが見えた場合は、プロの清掃を依頼するべきタイミングです。)
室外機
エアコンの室外機は年1~2回を目安に、使用する時期の前に表面などのお手入れを行います。室外機は冷房運転のときには室内から送られた熱を外に排出し、暖房運転時には室内に熱を取り込む役割を持っています。そのため、室外機が汚れた状態では冷暖房効率が悪くなり、電気代に影響することがあります。
<室外機の掃除の手順>
- ほうきなどで、室外機の外カバーについたホコリやゴミ、くもの巣、落ち葉などを取り除きます。
- 外カバーについた泥や砂ぼこりなどをぬれた雑巾で拭き取ります。
- 室外機の網目部分に詰まっている汚れを歯ブラシでかき出します。無理にかき出そうとすると破損するおそれがあるため、取れる範囲で行います。
- 室内機からつながるドレンホース(排水ホース)の先を見て、泥や虫などが詰まっていたら、歯ブラシや割りばしで届く範囲でかき出します。ドレンホースが詰まっていて水が流れない状態になると、室内機から水漏れが起こる可能性があります。
- 室外機の周辺をチェックし、周辺に落ち葉などがある場合には掃除をします。熱がこもるのを避けるため、室外機の周囲20cmには物を置かないようにしましょう。
エアコンの掃除をするときの注意点
エアコンの掃除をする際には、自分で掃除できる範囲や方法などに関する注意点があります。また、掃除機能が搭載されたエアコンも定期的なお手入れは必要です。
エアコンの内部を掃除しない
エアコンを自分で掃除できるのは、室内機の表面やフィルター、吹き出し口、室外機の表面といった箇所です。エアコンの内部を掃除することはできません。
エアコンの内部をきれいにするには、分解洗浄を行う必要があります。しかし、エアコンは構造が複雑なため、無理に分解しようとすると、部品を元に戻せなくなったり、故障を招いたりしてしまうことが考えられます。さらには誤って電装部品に触れてしまうと、感電や漏電、発火や火災などが起こるおそれもあります。また、エアコンの内部のクリーニングには、専用の洗浄設備も必要なことからも、自分でやるのは難しいのです。
エアコンの内部のクリーニングはプロに依頼するようにしましょう。
エアコンに水をかけない
エアコンの内部には、精密な電子機器が組み込まれていることから、水がかかってしまうと、重大な故障につながるおそれがあります。
エアコンを水拭きするときには、雑巾を固く絞って水を垂らさないようにすることが大切です。また、フィルターを水洗いしたときには、タオルなどでしっかりと水分を拭き取り、しっかりと乾かしてから元に戻します。
エアコンの汚れが気になっているときも、直接、水や洗剤をかけるのは絶対に避けましょう。
市販のエアコンの洗浄スプレーを使用しない
エアコンの内部洗浄用のスプレーが市販されていますが、使用を避けるのが望ましいです。
洗浄成分が内部に残ることで、樹脂部品の劣化を招く上に、カビや腐食の要因となることもあります。また、内部の電装部品などのぬらしてはいけない部分にスプレーがかかってしまうと、故障の原因になるほか、絶縁不良により発火して火災が発生するおそれもあります。
掃除機能付きエアコンもお手入れが必要
「掃除機能付きエアコンならお手入れは不要?」といった声が聞かれることがありますが、掃除機能が付いたエアコンであっても、お手入れは必要です。掃除機能付きエアコンでも、すべてのお手入れが不要になるわけではありません。
掃除機能付きエアコンの多くに搭載されているのは、フィルターの自動清掃機能です。フィルターの定期的なお手入れの手間は軽減されますが、フィルター以外のお手入れは、自動清掃機能が搭載されていない機種と同様に行う必要があります。
また、フィルターからかき落としたゴミが屋外へ自動排出されるタイプを除くと、ダストボックスの定期的なお手入れが必要になるのは、一般的なエアコンにはない点です。基本的にはフィルターの掃除は不要ですが、油汚れは自動清掃機能では落とせないため、水洗いをする必要が生じることがあります。
フィルターと熱交換器とファンの自動清掃機能が搭載されたタイプは、フィルターに加えて内部の自動清掃も行われます。とはいえ、汚れがすべて取り除かれるわけではないため、汚れが気になった場合には、内部のクリーニングを専門業者に依頼することが推奨されています。このタイプも室内機の表面や吹き出し口、室外機といった箇所の定期的なお手入れは必要です。
エアコンをきれいに保つためのポイント

エアコンをきれいに保つために必要なのはお手入れだけではありません。エアコンを使う際に心がけたい2つのポイントがあります。
使用後に送風運転を行う
夏に冷房運転を行った後にそのまま電源を切ると、内部に結露が発生して湿気がたまった状態となり、カビが繁殖しやすい環境となります。そこで、夏に冷房を切った後は送風運転を1時間程度行って内部を乾かすと、カビの発生を抑制できます。
内部乾燥機能や内部クリーン機能が搭載されたエアコンでは、自動的に送風運転が行われます。
こまめに換気する
エアコンは室内で取り込んだ空気を熱交換器を通じて温度調節を行い、再び室内に送り出す仕組みです。そのため、エアコンを長時間使用すると、同じ空気が循環している状態となり、次第に空気が汚れていきます。汚れた空気が循環している状態は好ましくなく、エアコンの内部にも汚れがたまりやすくなります。
エアコンの使用時には定期的に換気を行いましょう。
エアコンは定期的にプロによる清掃がおすすめ

自分で定期的にエアコンのお手入れをしていても、きれいにできる範囲は限られています。見た目はきれいな状態であっても、内部にはカビが繁殖し、ホコリがたまっている可能性があります。エアコンをきれいな状態で保つには、自分でできるお手入れに加えて、定期的なプロによる清掃が必要です。
プロによるエアコンクリーニングでは、まずはエアコンの前面パネルやカバー、ルーバーなどを外す分解作業が行われます。次に濡らしてはいけない部分を養生した後、専用のカバーで覆い、内部を隅々まで高圧洗浄します。そして、それぞれのパーツを洗剤で洗浄して水分を拭き取った後、パーツを元に戻すという流れです。
プロによるエアコンクリーニングにより、内部のカビや雑菌、汚れが除去され、不快なにおいも改善します。また、送風ファンなどの目詰まりが解消することで、冷暖房効率の向上も期待できます。
プロのエアコンクリーニングをお得に
エアコンは自分でできるお手入れでは、内部まできれいにはできないことから、プロによるエアコンのクリーニングの定期的な利用がおすすめです。
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まとめ:定期的にプロによる清掃を利用しよう!
自分でエアコンの掃除ができる箇所は室内機の表面やフィルター、吹き出し口、室外機と一部に限られています。しかし、エアコンの内部にはカビが繁殖し、ホコリがたまっている可能性があります。そのため、エアコンをきれいな状態で保つには、自分でできるお手入れを行いつつ、定期的にプロによるエアコンクリーニングを利用しましょう。
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