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玄関の鍵の交換費用の相場は?DIYとの比較|相談窓口や対処法を解説

icon clock2026年05月13日

玄関のドアを点検する男性

鍵を紛失した際や引っ越しをする際など、玄関の鍵を交換する必要が生じる場合があります。玄関の鍵交換(シリンダー交換)にはどの程度の費用がかかるのか、DIYでもできるのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

今回は玄関の鍵の種類別の交換費用の相場を押さえた上で、DIYとも比較していきます。また、賃貸物件の場合の対応方法などにも触れていきます。

 

鍵の交換費用の内訳

そもそも鍵の交換を行う際にはどういった費用がかかるのでしょうか。専門業者に鍵の交換を依頼すると、本体価格のほかに作業工賃などが発生します。

鍵の交換費用を「基本料金」「追加料金」に分けて、それぞれの内訳についてみていきます。またこれらに加えて、鍵を紛失したときや、鍵が鍵穴の中で折れてしまったときは、鍵を交換する前に、鍵を開ける作業が必要となることから、解錠費用が発生します。

 

鍵交換費用の基本料金

一般的に玄関の鍵の交換費用の基本料金は、「本体価格+作業工賃・出張費」で構成されています。鍵(シリンダー)の本体価格は、複雑でセキュリティ性能の高い商品ほど高い傾向があります。

また、業者によって、作業工賃と出張費に分かれているケースと、作業工賃に出張費が含まれているケースがあります。作業工賃と出張費に分かれているケースでは、出張費はエリアによって異なる金額が設定されているパターンと、一部のエリアのみ設定されているパターンと、一律の金額となっているパターンがあります。

 

鍵交換費用の追加料金

鍵交換費用における追加料金は、主に時間外料金が該当し、深夜料金や早朝料金として設定されています。深夜・早朝料金の相場は3,000円~5,000円程度です。

深夜・早朝料金が発生することが多いのは、鍵の紛失や鍵穴に異物が詰まって開かないといったトラブルにより、緊急で鍵の専門業者に依頼するケースです。

セキュリティの強化などのために鍵交換を行う場合は、深夜・早朝料金や休日料金が発生しない通常の営業時間外に作業を依頼すると、工事費用を抑えられます。

 

解錠費用が必要になるケースも

鍵を紛失したケースや鍵穴の中で鍵が折れてしまったケースなど、鍵の交換作業を行う前に解錠作業が必要な場合には、別途解錠費用が必要となります。解錠費用もセキュリティ性能が高く複雑な鍵ほど費用がアップします。

解錠費用の相場はピッキングやサムターン回しなどで対応できるケースで、8,000円~4万円程度です。

【種類別】鍵の交換費用の相場

鍵を開ける様子

鍵交換は、鍵穴のある円筒状のシリンダー部分を交換するのが一般的です。デッドボルトやラッチボルトなどに不具合が生じている場合は、錠前の交換が必要となります。

ただし、インテグラル錠など、ドアノブとシリンダーが一体化したタイプは、ドアノブを含めた全体を交換することになります。

また、鍵の交換費用は、鍵の種類によって本体価格も作業工賃も異なるため幅があります。鍵の種類ごとのシリンダー(インテグラル錠は全体)の交換費用の相場についてまとめました。

 

ピンシリンダー錠

ピンシリンダー錠は、刻みキーと呼ばれる片側のみがギザギザの形状をしたタイプです。古いタイプはピッキング対策が施されておらず、現行のピンシリンダー錠にはピッキング対策が施されてはいるものの、物理的な破壊には弱いのが難点です。

ピンシリンダー錠の鍵交換費用の相場は1万5,000~2万5,000円程度です。

 

ディスクシリンダー錠

ディスクシリンダー錠は、両側がギザギザの形状をしたタイプで、鍵穴は縦向きで「く」の字の形状です。ディスクシリンダー錠はピッキングに弱く、現在は製造終了となっていますが、古い住宅ではまだ使われていることがあります。

ディスクシリンダー錠の鍵交換費用の相場も、1万5,000~2万5,000円程度です。

  

ロータリーディスクシリンダー錠

ロータリーディスクシリンダー錠も両側がギザギザの形状をしたタイプです。鍵穴は横向きで「W」の形状です。ロータリーディスクシリンダー錠はディスクシリンダー錠と見た目は似ていますが、ピッキング対策が施されています。

ロータリーディスクシリンダー錠の鍵交換費用の相場は、2万円~3万3,000円程度です。

 

ディンプルシリンダー錠

ディンプルシリンダー錠は、表面や側面に大きさや深さの違う複数のへこみがある形状です。ピッキングにも破壊解錠にも強く、防犯性に優れたタイプであり、やや高価です。

ディンプルシリンダー錠の鍵交換費用の相場は2万2,000円~4万円程度になります。

 

インテグラル錠

インテグラル錠はシリンダーとドアノブが一体型になっているのが特徴です。古い住宅では玄関に用いられていることがあります。

インテグラル錠の鍵交換費用の相場は、1万5,000円~3万円程度です。

 

分譲マンションの鍵交換の注意点

マンションのエントランス

分譲マンションは持ち家ではありますが、管理規約によって自由に鍵交換ができない可能性があるため、注意が必要です。

分譲マンションでは、管理規約で鍵交換に関する規約が設けられていることがあります。例えば、管理規約でシリンダーの型式が指定されているケースや、鍵交換を依頼する指定業者が決められているケース、鍵交換に届出が必要なケースなどが挙げられます。鍵交換に関するルールについて、事前に管理会社や管理組合に確認しておきましょう。

オートロックマンションでは、逆マスターキーシステムが採用されており、非接触キーのオートロックシステムへの登録も必要なため、指定業者が決められているのが一般的です。

逆マスターキーシステムとは、複数の鍵で一つの錠に対応する仕組みです。ホテルなどで採用されているマスターキーシステムは、一つのマスターキーで複数の錠を開けられます。一方、マンションなどで採用されている逆マスターキーシステムでは、それぞれの住戸の鍵ではほかの住戸の錠を開けることはできませんが、いずれの鍵でも共用部の錠を開けることができます。例えば、自分の住戸の鍵で、ゴミ置き場の鍵を開けることが可能です。

オートロックマンションで独自に鍵を手配してしまうと、共用部の鍵を開けられなくなる点に注意が必要です。

オートロックが採用された分譲マンションの鍵交換では、受注生産になることが多く、発注から1カ月程度の期間を要することがあります。

   

賃貸の鍵交換の対応方法

賃貸物件で鍵交換をする際には、事前にオーナーや管理会社の許可が必要です。鍵に不具合が生じていたり、鍵を紛失したりしたときでも、勝手に交換することはできません。

また、賃貸物件にお住まいの場合、気になるのは鍵の交換費用を誰が負担するのかという点ではないでしょうか。鍵交換にかかる費用は、鍵交換を行う理由によって、入居者が負担するケースとオーナーが負担するケースがあります。

賃貸物件の鍵交換は許可が必要

賃貸物件では、鍵交換をする前に必ず、オーナーもしくは管理会社から許可を得る必要がある点に注意が必要です。シリンダーや鍵もオーナーの所有物であるためです。オーナーや管理会社が合鍵を保管しているケースも多く、許可なく鍵を交換するとトラブルに発展することも考えられます。

また、鍵交換に関わる費用が自己負担となる場合でも、オーナーや管理会社から鍵交換を依頼する業者を指定されるケースもあります。この場合は自分で安い業者を探して、鍵交換を依頼することはできません。

また、賃貸物件は原状回復義務があるため、退去時には元の鍵に戻す必要があるケースもあります。この場合は、交換前の古いシリンダーを保管しておく必要が生じますので、鍵交換を行う前にオーナーや管理会社に確認しておきましょう。

・賃貸物件の鍵交換の費用負担

賃貸物件の鍵交換に関わる費用は、入居者側の都合で行う場合は入居者の負担、物件に問題がある場合はオーナーの負担となるのが一般的です。

入居時の鍵交換をはじめ、鍵を紛失して交換するケースや、よりセキュリティ性能の高い鍵への交換を希望するケースでは、入居者の費用負担となるのが一般的です。

入居時に鍵交換が行われていないと、前の居住者がスペアキーを持っている可能性があるほか、これまでの居住者やその家族・友人などの複数人が所持していることも考えられます。そのため、セキュリティの面から鍵を新しくするのが望ましいです。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、入居時の鍵交換の費用はオーナー(賃貸人)が負担することが妥当と考えられるとされていますが、法的な拘束力はありません。そのため、実際のところでは、賃貸借契約書の特約で鍵交換の費用は入居者の負担となっていることがあります。

一方、経年劣化によって鍵が閉まりにくかったり、開けにくかったりするなど、不具合が生じているケースでは、オーナーの費用負担での交換となります。日常的に鍵の開け閉めがしにくく困っている場合は、オーナーや管理会社に相談しましょう。

 

DIYで鍵を交換する方法

2本のドライバー

鍵交換を専門業者に依頼する以外にも、シリンダーをホームセンターやネットショップで購入し、DIYで自分で交換するという選択肢もあります。DIYで鍵を交換することができれば、業者に依頼するよりもコストを抑えることが可能です。

ただし、DIYで鍵を交換する場合には自分で適合するシリンダーを探す必要があります。

DIYでの鍵交換のために適合するシリンダーを探す方法や、鍵交換に必要な道具、鍵交換の流れなどをまとめました。

 

適合するシリンダーを探す方法

玄関ドアの鍵交換を行うにあたって、錠前に不具合がなければ、シリンダーのみを交換して、錠ケースは再利用するのが一般的です。この場合、既存の錠ケースのメーカーや型番を調べて、適合するシリンダーを探す必要があります。

メーカーによる違いもありますが、錠ケースのメーカー名や型番は、玄関ドアの側面のフロントプレートに刻まれているのが一般的です。玄関ドアに錠ケースが取り付けられているタイプでは、ドアの側面のサムターンの周辺に記載されていることもあります。

インターネットなどを活用して、錠ケースの型番に適合するシリンダーを探しましょう。

また、シリンダーが玄関ドアや錠ケースに適合するか確認するには、ドアの厚みやフロントプレートの長さのほか、ビスピッチと呼ばれるフロントプレートを留めるビスの間隔、バックセットと呼ばれるドアの端からシリンダーの中心までの距離を測っておく必要があります。

また、これらの寸法をもとにメーカーを問わず、適合するシリンダーを探す方法もありますが、商品を選定する難易度がアップします。

 

鍵交換に必要な道具

鍵交換のDIYには特別な道具は必要ありません。シリンダー交換に必要な道具は、プラスドライバーとマイナスドライバーのほか、ペンチがあると便利です。グリップ付き軍手があると、作業性が向上します。

また、適合するシリンダーを探すためにドアのサイズを測る段階では、メジャーなどが必要です。

 

シリンダー交換の流れ

シリンダー交換の方法はメーカーや型番による違いもありますが、ここでは一般的な流れを紹介していきます。

     
  1. 1. プラスドライバーでドアの側面にあるフロントプレートのネジを外し、フロントプレートを取り外します。
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  3. 2. 室外側のシリンダーを固定している室外側の2本のピンをマイナスドライバーで引っ掛けるか、もしくはペンチで挟んで抜きます。室外側のシリンダーが落下しないように、手で押さえながらピンを抜くのがポイントです。
    室内側のピンを抜いてしまうと、錠ケースが外れてドアの内部に落ちて、取り出せなくなってしまうおそれがあるため注意しましょう。
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  5. 3. 新しいシリンダーを取り付け、マイナスドライバーなどを使って、ピンで固定します。
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  7. 4. フロントプレートを取り付けて、ネジをプラスドライバーで固定します。
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  9. 5. 最後に動作確認をします。まず、ドアを開けた状態で、鍵を開けたり閉めたりすると、デッドボルトが出たり引っ込んだりするかチェックします。次にドアの開け閉めの際に引っかかりがないかチェックします。そして、室内側から鍵をかけたときにしっかりと固定されているか確認した後、最後に室外側から鍵をかけて固定されているか確認します。閉め出されるリスクを軽減するために、室外側からの確認は最後に行いましょう。

鍵交換の業者への依頼とDIYの比較

シリンダーの交換はDIYでも可能ですが、リスクもあります。鍵交換を業者に依頼する場合とDIYでやる場合のコストや手間などを比較し、メリット・デメリットについて考えていきます。

 
業者への依頼 DIY
コスト 1万5,000円~4万円
部品代+作業工賃・出張費
5,000円~1万7,000円
部品代のみ
手間 小さい 大きい
確実性 高い スキルによる
タイミング 業者のスケジュールによる いつでも可

DIYで鍵交換を行うと、業者へ依頼するよりもコストを抑えられることがメリットです。業者へ依頼すると、シリンダーなどの部品代のほかに作業代金が必要です。DIYでのシリンダー交換は、プラスドライバーやマイナスドライバーを持っていれば、シリンダーの購入費用のみで済みます。

ただし、適合しないシリンダーを購入してしまうと、購入代金が無駄になってしまうというリスクがあります。

業者に鍵交換を依頼した場合には、基本的には見積書に記載された金額以外の費用はかからず、無駄になることはありません。

一方で鍵交換を業者に依頼すると、手間がかからないというメリットがあります。業者に依頼する場合には、インターネットなどで業者を探し、電話などで問い合わせて訪問日程を決めます。業者が現場の状況を確認した後、見積書の提示を受け、問題がなければ依頼するという流れです。在庫がある商品であれば、鍵交換までがスピーディーに行われることもあります。業者に依頼する場合の手間といえば、依頼先を探す手間が少し生じるくらいです。

これに対して、DIYで鍵交換をするには、型番の確認や採寸などによって適合するシリンダーを探して購入するまでの手間がかかります。また、実際にシリンダー交換を行う際の作業時間も必要です。

ただし、業者への依頼では作業日を決めるにあたって、業者のスケジュールを考慮する必要がありますが、DIYであれば好きなときに作業することができるという違いがあります。

また、業者へ依頼した場合は一定以上の品質が期待できるのに対して、DIYによる仕上がりは本人のスキルによって差があります。DIYでうまくシリンダーを取り付けられず、玄関ドアの開閉に支障をきたしたり、あるいはシリンダーがズレた位置で固定されてしまい、鍵の開閉がうまくいかなくなったりすると、修理などを専門業者に依頼することになってしまいかねません。

鍵交換はDIYで行うメリットもありますが、玄関ドアの鍵は住まいのセキュリティに大きな影響を及ぼします。少しでもシリンダーの交換に不安を感じているのであれば、DIYはおすすめできません。セキュリティを向上するために別のシリンダーに変えたい場合は、適合するシリンダーを探す難しさもあります。

玄関ドアのセキュリティを重視するのであれば、鍵交換は専門業者への依頼がおすすめです。

万が一の鍵トラブルに対応するサービス

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まとめ:鍵交換はプロに任せて安心を!

鍵交換をDIYで行うとコストを抑えられますが、玄関ドアの施錠に不具合が生じてしまうとセキュリティに大きく関わるため、プロに任せたほうが安心です。DIYのスキルを踏まえて考えてみましょう。

また、分譲マンションでは鍵交換は指定業者が決められていることが多く、管理規約によるルールが設けられています。賃貸物件では鍵交換にはオーナーや管理会社の許可が必要であり、勝手に変えることはできません。鍵交換にあたっては、こうしたルールを守ることも大切です。

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