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換気扇掃除のやり方|油汚れを落とす手順とプロに頼む目安を解説

icon clock2026年06月04日

換気扇を操作する手

「換気扇の油汚れが落ちない」「ファンまで外して掃除していいのか分からない」と迷っていませんか?

換気扇は調理中の油や煙を吸い込むため、フィルターやファンにベタつきがたまりやすいです。時間が経った油汚れは固まりやすく、軽く拭くだけでは落ちにくくなります。

そこで今回は、換気扇が汚れる原因や準備、フィルターやファンの洗い方、掃除をプロに依頼するときの目安まで解説します。

掃除を始める前に、自分で対応できる範囲と注意点を確認しておきましょう。

換気扇はなぜ汚れる?放置するとどうなる?

汚れレベル 見た目は? 対処方法は?
軽度 フィルターがうっすらベタつく 中性洗剤で拭き掃除をする
中度 フィルターに茶色い油膜がある つけ置き洗いとブラシ洗いを行う
重度 黒く固着し、ファンが回りにくい プロのクリーニングを検討する

換気扇の汚れは、調理中に出る油分にホコリが付着し、ベタつきが強くなることで蓄積します。揚げ物や炒め物が多い家庭では、掃除の間隔が空くほど落としにくくなります。

ただ、軽度から中度の汚れなら、つけ置きやブラシ洗いで十分にきれいになります。換気扇掃除のポイントを以下にまとめました。

油汚れとホコリが混ざると落ちにくくなる

換気扇の汚れは、油煙にホコリが重なって固まります。初めは少しベタつく程度でも、時間が経つと茶色い油膜になり、さらに放置すると黒く固着します。

ここまで進むと、スポンジで軽くこするだけでは落としにくいでしょう。フィルターにベタつきや茶色い汚れが見えた段階で拭き取りたいところです。

換気能力の低下・ニオイ・カビの原因になる

換気扇に油汚れがたまると吸い込みが弱くなり、調理後のニオイや煙がキッチンに残りやすくなります。

原因は、フィルターやファンに付いた油汚れが、空気の通り道を塞ぐためです。調理後のニオイが抜けにくい、煙が広がる、運転音が重く感じるときは、内部に汚れがたまっているサインといえます。

湿気が逃げにくい状態が続くと、カビの発生にもつながります。見た目の汚れに加え、ニオイ・吸い込み・運転音の変化も確かめておきましょう。

換気扇掃除の前に何を準備する?

準備するもの 用途 注意点
ゴム手袋 油汚れや洗剤から手を守る 厚手のものを使う
中性洗剤 軽度から中度の油汚れを落とす 素材を傷めにくい
重曹 材質を確認できる部分の油汚れに使う アルミ素材・塗装面には使わない
スポンジ・ブラシ 油汚れをこすり落とす 金属たわしは避ける
新聞紙・ゴミ袋 コンロまわりを養生する 汚れや洗剤の飛び散りを防ぐ
割り箸・竹串 細かい溝の汚れをかき出す ファンの羽根を傷つけない

換気扇掃除では、洗剤や道具をそろえる前に、電源を切り、外せるパーツと外せないパーツを確認しておくことが大切です。油汚れは洗剤が垂れたり周囲に飛んだりしやすいため、手やコンロまわりを保護してから作業を始めましょう。

ゴム手袋・中性洗剤・重曹・ブラシなどを用意する

換気扇掃除では、油汚れや洗剤に触れる時間が長くなるため、ゴム手袋を用意しておきましょう。洗剤は中性洗剤から使うと、パーツへの負担を抑えながら汚れを落とせます。

茶色い油膜や固まった汚れには、重曹やセスキ炭酸ソーダを使ったつけ置きが有効です。

ただし、これらはアルミ製パーツや塗装面には合わず、変色・質感の変化を起こすことがあります。換気扇の取扱説明書やパーツの素材を確認し、素材が分からないときは中性洗剤で落とせる範囲にとどめてください。

電源を切り、コンロまわりを養生する

掃除前に換気扇の電源プラグを抜くか、ブレーカーを落とします。電源が入ったまま触れると、作業中にファンが動くおそれがあります。

電源を切ったら、コンロの上や周辺に新聞紙、ゴミ袋、古いタオルなどを敷きます。外した部品の置き場も先に決めておきましょう。

取扱説明書で外せるパーツを確認する

換気扇は、プロペラファン・シロッコファンなど種類によって構造が異なります。フィルターは外せてもファンは外せない、ネジの向きが特殊になっているなど、見た目だけでは判断しにくい部分もあります。

作業前に取扱説明書を見て、外せるパーツと洗える範囲を確認しておきましょう。外し方が分からない部品を力ずくで動かすと、ツメを壊したりケガをしたりするおそれがあります。

換気扇掃除はどの手順で進める?

フィルターをつけ置き洗いする様子

換気扇掃除は、外せるパーツを取り外し、つけ置きで油汚れをゆるめてから洗い、乾かして戻す流れです。「外す→つけ置き→洗う→乾かす→戻す」の順番で進めると、手戻りを防げます。

ここでは、換気扇掃除の簡単な流れをご紹介します。

フィルターやファンを外す

最初にフィルターを外し、次に整流板やファンなど、取扱説明書で外せる部品を取り外します。作業前に写真を撮ると、戻すときに迷いにくいです。

ネジや小さな部品は、紙皿や小さな容器にまとめます。油汚れで動きにくい部品を無理に外すと破損につながるため、動かないときは外せる範囲にとどめます。

ぬるま湯と洗剤でつけ置きする

シンクや大きめのゴミ袋にぬるま湯をため、中性洗剤を溶かします。ゴミ袋を使う場合は二重にして、倒れにくい場所へ置いてからフィルターやファンを入れましょう。

つけ置き時間は、取扱説明書の記載と汚れ具合を見ながら調整します。油汚れが浮いてきたら、スポンジやブラシでこすり洗いをしてください。

なお、60℃以上の熱湯は、塗装や樹脂部分を傷めるおそれがあるため避けます。熱すぎるお湯で無理に落とすのではなく、ぬるま湯と洗剤で汚れを緩めてから洗うのがコツです。

ブラシやスポンジで油汚れを落とす

油汚れが柔らかくなったら、スポンジやブラシで少しずつ落とします。その際、金属たわしや硬いヘラで強くこすると、塗装やコーティングが剥がれます。落ちにくい汚れは、洗剤を足して数分置いてから洗いましょう。

本体を拭き、乾かしてから戻す

パーツをつけ置きしている間に、レンジフード本体の内側を拭き取ります。電気部品の近くに水や洗剤を直接かけると故障につながるため、洗剤は布に含ませて使いましょう。

汚れを拭き取った後は、水拭きと乾拭きで仕上げます。洗ったフィルターやファンは布で水気を取り、風通しのよい場所でしっかり乾かしてください。

水分が残ったまま取り付けると、サビやカビ、ニオイ戻りの原因になります。パーツが完全に乾いてから、外した順番を確認しつつ元に戻してください。

フィルターやファンはどう掃除する?

パーツ 洗い方 注意点
フィルター つけ置き後にブラシで洗う アルミ製はアルカリ性洗剤で変色するおそれあり
シロッコファン つけ置き後に溝の汚れを取る 羽根を曲げない
プロペラファン つけ置き後にスポンジで洗う 羽根の先端で手を切らない
レンジフード本体 布で拭き取る 電気部品に水をかけない
整流板 外せるものは外して洗う 取り付け向きを確認する

フィルターやファンは、形や素材によって洗い方が変わります。まずはパーツごとの掃除方法と、傷みやすいポイントを押さえておきましょう。

フィルターの油汚れを落とす

フィルターは調理中の油煙を受け止めるため、油汚れがたまりやすいパーツです。表面が茶色くベタついている、網目が目詰まりしているといった状態では、換気扇の吸い込みが弱くなります。

洗うときは、ぬるま湯に中性洗剤を溶かしてつけ置きし、汚れがゆるんでから網目に沿ってこすります。強く押しつけるとフィルターが変形しやすいため、スポンジや柔らかいブラシで少しずつ落としましょう。

シロッコファン・プロペラファンを洗う

シロッコファンは、細い羽根が筒状に並んだパーツです。羽根の隙間に油汚れが入り込みやすいため、つけ置き後に割り箸や竹串に布を巻き、溝に沿って汚れをかき出します。

また、プロペラファンは羽根が大きく、汚れの位置を見ながら洗えます。羽根の先端で手を切らないよう、ゴム手袋を着けて作業してください。

レンジフード本体・整流板を拭く

レンジフード本体と整流板は、ぬるま湯で固く絞った布に中性洗剤を少量なじませ、油汚れを拭き取ります。整流板を外せる機種なら、取扱説明書で外し方と取り付け向きを確認してから洗います。

ここで洗剤を直接スプレーしたり、水を流したりすると故障につながるおそれがあります。水拭きで洗剤を落とし、最後に乾いた布で仕上げましょう。

頑固な汚れは洗剤の種類を使い分ける

頑固な油汚れは、一度で落とそうとせず、汚れの状態に合わせて洗剤を段階的に使い分けます。まずは中性洗剤でつけ置きし、残ったベタつきや溝の汚れをスポンジやブラシで少しずつ落としましょう。

それでも油膜が残る場合は、換気扇用の洗剤やアルカリ性の洗剤を使います。使用前にパッケージの表示と取扱説明書を照らし合わせ、対象素材・希釈方法・放置時間を守って使うことが大切です。

換気扇を自分で掃除するときの注意点は?

汚れたシロッコファン

換気扇掃除では、油汚れを落出すことに意識が向きがちですが、安全面と部品への負担も先に確認する必要があります。ここでは、自分で掃除をするときの注意点を解説します。

強い洗剤を使う前に素材を確認する

頑固な油汚れを見ると、洗浄力の強い洗剤を使いたくなります。ただし、洗剤の種類によっては、パーツの表面に跡が残ったり、塗装が傷んだりする場合があります。

使う前に、洗剤のパッケージで「使える素材」「希釈の有無」「放置時間」を見ておきましょう。取扱説明書に使える洗剤が書かれている場合は、その内容を優先してください。

調理直後はやけどに注意する

揚げ物や長時間の調理をした直後は、レンジフードや整流板、金属製のパーツが熱を持っていることがあります。見た目では分かりにくいため、掃除は換気扇まわりが冷めてから始めましょう。

熱い状態で洗剤を使うと、洗剤がすぐに乾いて拭きムラが残りやすくなります。油汚れも柔らかい状態に見えて、触ると熱かったり滑りやすかったりするため、無理に作業を始めないことが大切です。

無理な分解は故障の原因になる

外し方が分からないパーツや、強く引いても動かない部品は、無理に分解しないようにしましょう。油汚れでネジやカバーが固まっているときに力を入れすぎると、固定ツメやネジ穴を傷め、元に戻せなくなる場合があります。

また、モーターやダクト、電気部品の近くに汚れが広がっているときは、水や洗剤を使って掃除するのは避けます。異音がする・ファンが回りにくい・焦げたようなニオイがするなら、メーカーや専門業者に相談してください。

不織布フィルターの扱いは取扱説明書で確認する

レンジフードに貼る市販の使い捨てフィルターは、油汚れを受け止める補助として使えます。ただし、換気扇は機種ごとに空気の通り道が設計されているため、合わないフィルターを貼ると吸い込みが弱くなったり、運転音が変わったりします。

特に重ね貼りは、空気の通り道を狭めやすいため避けましょう。フィルターを使う前に、取扱説明書で使用できる種類、取り付け位置、交換の目安を確認します。

換気扇掃除は自分でやる?プロに頼む?

比較軸 自分で掃除する プロに依頼する
費用 手持ちの洗剤や手袋の有無で変わる 依頼先・作業範囲・汚れ具合によって変動
作業時間 つけ置きや乾燥を含め、半日近くかかることがある 1.5~2.5時間程度
仕上がり 手の届く範囲の汚れを落とせる 分解洗浄で内部まで対応できる
リスク 分解や洗剤選びを誤ると部品を傷める 作業範囲や保証内容は業者ごとに異なる

換気扇掃除は、軽いベタつきや茶色い油膜であれば自分で対応できるでしょう。一方で、油汚れが奥まで固まっている、ファンが外れない、異音がするような状態では、無理に作業を進めないほうが安心です。

上記表を参考に、自分で掃除するか、プロに頼むかを判断してみてください。詳しく見ていきましょう。

費用と作業時間で比べる

自分で掃除すると費用は抑えやすい一方で、つけ置き・洗浄・乾燥・取り付けまで含めると半日ほどかかります。キッチンを使えない時間や、汚れたパーツを乾かす場所も考えておく必要があります。

プロに依頼する場合は費用がかかりますが、作業時間を短くしやすく、手が届きにくい部分まで任せられるのがメリットです。料金だけで比べず、家事の負担や仕上がりまで含めて考えてみてください。

油汚れの固着度で判断する

自分で掃除できるかどうかは、汚れの色や硬さを見ると判断しやすくなります。軽く拭いてベタつきが取れる、つけ置き後に汚れが浮いてくる状態であれば、自分で対応できる余地があります。

一方で、黒く固まった油汚れが厚く付いている、ファンの溝に汚れが入り込んでいる、洗ってもニオイが残る場合は、無理にこすっても落としにくい状態です。力任せに削るとパーツを傷めるため、作業は慎重に行いましょう。

分解できない構造ならプロに相談する

換気扇は、利用者が外して洗える部分と、専門作業を前提にした部分が分かれています。フィルターや整流板は外せても、ファンや内部カバーまで外せるとは限りません。

手で動かしても外れない、ネジが固着している、配線やモーターの近くまで汚れが広がっているときは、自分で進めずプロに相談してください。

掃除しても改善しないときは故障の可能性もある

フィルターやファンを掃除しても吸い込みが弱いままなら、汚れ以外の不具合も考えます。給気不足・排気経路の詰まり・部品の取り付け不良などは、掃除だけでは解消しにくい部分です。

「掃除したのに煙が残る」「運転音が重い」「焦げたようなニオイがする」といった症状があるときは、使い続ける前に点検をしましょう。その上で、必要に応じてプロに頼ってください。

よくある質問

換気扇のフィルターを外す様子

ここでは、換気扇掃除の前後に出やすい疑問や質問をまとめました。

換気扇掃除はどのくらいの頻度で行えばいい?

フィルターは月1回を目安に点検し、ベタつきがあれば早めに拭き取ります。取り外せる部品の本格掃除は、1~3カ月程度を基準にするとよいでしょう。

賃貸の換気扇が汚れているときは自分で掃除していい?

日常的な拭き掃除やフィルター掃除など、取扱説明書で外せる範囲の手入れであれば、自分で対応できます。一方で、入居時から汚れが強かったり、異音がしたり、吸い込みが弱かったりするなら無理に分解せず、管理会社や大家さんへ相談してください。

掃除しても換気扇の吸い込みが改善しないときはどうする?

掃除しても吸い込みが弱いままなら、給気不足・排気経路の詰まり・部品の取り付け不良などが考えられます。メーカーや設置業者へ相談し、賃貸住宅なら契約先の管理会社にも連絡してください。

換気扇クリーニングの費用負担を抑えるコツは?

依頼前に作業範囲や追加料金、出張費、駐車料金の有無を確認・比較しましょう。複数の業者で見積もりを比べると、基本料金だけでなく、汚れ具合による追加費用まで含めて判断しやすくなります。

■まとめ

換気扇掃除は、汚れの状態を見ながら、自分で対応できる範囲から進めることが大切です。軽いベタつきは中性洗剤で拭き取り、茶色い油膜があるときは、つけ置きとブラシ洗いを組み合わせましょう。

ただ、換気扇の油汚れは、放置すると落としにくくなり、掃除にかかる手間も増えやすくなります。自分で掃除するのが難しい汚れや、レンジフード内部まできれいにしたいときは、プロによるハウスクリーニングを検討してください。

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