引っ越し時の電気・ガス・水道手続き|停止・開始の流れと期限を解説
2026年07月12日
2026年07月12日

引っ越しが決まると、荷造りや住所変更に追われるなかで、電気・ガス・水道の手続きは後回しになりがちです。「いつ止めればよいのか」「いつ新居で使えるようにすればよいのか」など、初めての引っ越しでは迷う方も多いでしょう。
ライフラインの手続きは、旧居での停止と新居での開始をセットで進めると、抜け漏れを防げます。この記事では、電気・ガス・水道の停止と開始の流れ、必要な情報、ガス開栓の立ち会い、手続きを忘れたときの対処について、順を追って解説します。
引っ越しの電気・ガス・水道手続きはいつまでにする?

電気・ガス・水道の手続きは、引っ越し日が決まった時点で動き始めましょう。旧居では停止や中止の連絡を行い、新居では入居日から使えるように開始手続きを進めます。
手続きの順番で迷ったときは、まずガスの開栓予約を押さえ、次に電気と水道の開始日を入居日に合わせます。旧居の停止日を退去日にそろえると、片方だけ手続きが抜ける状態を避けられます。
下記に、3つのライフラインでやることをまとめました。なお、表の時期は一般的な目安です。
| ライフライン | 旧居でやること | 新居でやること | 立ち会い | 目安時期 |
| 電気 | 使用停止の連絡 | 使用開始の連絡 | 原則不要 | 1週間前を目安に、繁忙期は1〜2週間前 |
| ガス | 閉栓の連絡 | 開栓の予約・立ち会い | 開栓は必要 | 早め、できれば1〜2週間前 |
| 水道 | 使用中止の届出 | 使用開始の申込み | 原則不要 | 3〜4日前を目安、地域によっては1週間前 |
電気は会社により、前日から数営業日前でも受け付ける場合がありますが、引っ越し日が決まったら早めに確認しましょう。ガスは立ち会い枠が必要なため、希望日時を押さえるには早めの予約が欠かせません。水道は3〜4日前を目安とし、地域によっては1週間前の連絡が求められる場合もあります。
旧居では使用停止・閉栓・中止の手続きをする
旧居の場合、電気の使用停止・ガスの閉栓・水道の使用中止は、それぞれの会社や水道局へ申し込みます。退去日と退去予定時刻を決めてから連絡すると、最終料金の精算まで進みます。
停止の連絡では、退去日と一緒に、最後に部屋を出る時間まで聞かれることがあります。退去立ち会い・鍵の返却・引っ越し業者の搬出時間がずれていると、停止日をいつにするか迷うところです。
旧居の停止手続きでは、以下を決めてから連絡すると、あとで見返せるため便利です。
- 退去日と最後に部屋を出る時間
- 電気・ガス・水道のお客様番号
- 受付番号や控えメールの保存先
3つの停止手続きは同じ日に申し込み、漏れなく手続きを進めましょう。
新居では使用開始・開栓の手続きをする
新居では、入居日から使えるよう、電気と水道の使用開始・ガスの開栓を申し込みます。電気と水道は連絡だけで使えることが多く、ガスは係員の訪問に立ち会って開栓します。
入居日が決まったら、旧居の停止と同じタイミングで申し込みます。開始日を入居日に合わせておけば、到着後すぐ生活を始められるはずです。
ガスは開栓立ち会いの予約を早めに取る
ガスの開栓は係員の訪問が必要なため、希望日時の予約を早めに取ります。なお、引っ越しが多い3〜4月は予約が混み合い、希望の時間帯を押さえにくくなるため注意してください。
会社によっては直前に対応できる場合もありますが、希望日時を押さえるには、入居日が決まった時点でガス会社へ開栓の予約を入れておきましょう。ただし、ガスは電気や水道と違い、申し込みだけでは使い始められません。立ち会い日時が決まると、入居日の動きも具体的になるでしょう。
水道は地域の水道局の期限を確認する
水道は地域の水道局が管理しているため、手続きの期限や方法が地域ごとに変わります。例えば、東京都水道局では、開始申込みと中止届を「3〜4日前まで」に手続きするように案内しています。
なお、旧居と新居で管轄の水道局が異なることがあります。それぞれの公式サイトで、期限と申し込み方法を見ておきましょう。
参考:東京都水道局「手続きに際して」
旧居の電気・ガス・水道を停止する手続きは?
退去後の料金発生を防ぐためにも、旧居のライフライン停止手続きは、早めに済ませておきたいところです。契約中の電力会社・ガス会社・水道局へ使用停止日を伝え、最終料金の精算方法も併せて整理します。
| 手続き | 連絡先 | 必要な情報 | 立ち会いが必要なとき |
| 電気の使用停止 | 契約中の電力会社 | お客様番号・停止日 | 屋内にメーターがあるとき |
| ガスの閉栓 | 契約中のガス会社 | お客様番号・閉栓日 | オートロック・屋内メーター |
| 水道の使用中止 | 管轄の水道局 | お客様番号・中止日 | 一部の物件のみ |
停止手続きで大切なのは「止める連絡」と「最後の請求先」をセットで考えることです。引っ越し直前に慌てないよう、契約者名・旧居と新居の住所・使用停止日と開始日・お客様番号・支払い情報など、必要な情報をあらかじめまとめておきましょう。
電気は契約中の電力会社へ使用停止を連絡する
電気の使用停止は、いま契約している電力会社へ電話かWebで連絡します。お客様番号と停止希望日を伝え、退去日に合わせて手続きを済ませてください。最近は、多くの電力会社がWeb申し込みに対応しているため、平日に電話しにくい人でも進めやすくなりました。
退去日に電気を使う予定があるときは、掃除や明け渡しの時間まで考えて停止日を決めます。夜に退去するのに午前中で止めてしまうと、照明や掃除機が使えず困るかもしれません。反対に、退去後も停止していない状態が続くと基本料金が発生するため、退去当日の動きに合わせて調整します。
ガスは閉栓日と立ち会いの有無を確認する
ガスの閉栓は、契約中のガス会社へ連絡し、閉栓日と立ち会いの要否を確かめます。屋外にメーターがあれば、立ち会い不要で進むことが多く、オートロックや屋内メーターの物件では立ち会いが必要です。また、ガスコンロや給湯器を退去直前まで使う場合、閉栓の時間帯も併せて見ておきましょう。
水道は管轄の水道局へ中止届を出す
水道の使用中止は、旧居を管轄する水道局へ電話やWebで届け出ます。お客様番号と中止日を伝えると、最終検針のうえで料金が精算されます。
水道は地域ごとに受付方法が違うため、旧居の水道局を確かめてから手続きします。届け出がないと、水を使っていなくても基本料金がかかります。退去後に気づいたときでも、まずは旧居の水道局へ連絡し、退去日や使用状況を伝えてください。
新居の電気・ガス・水道を開始する手続きは?
入居当日に「電気がつかない」「水が出ない」と慌てるのは、できれば避けたいところです。新居の地域の事業者が分からないときは、不動産会社や管理会社へ早めに聞いておきましょう。
| ライフライン | 開始方法 | 当日の確認 | 使えない場合の連絡先 |
| 電気 | 電力会社へ使用開始を申し込む | ブレーカー・メーター・照明 | 契約した電力会社 |
| ガス | ガス会社へ開栓を予約する | 係員の開栓作業・点火確認 | 予約したガス会社 |
| 水道 | 水道局へ使用開始を申し込む | 元栓・止水栓・蛇口 | 水道局または管理会社 |
入居日は、荷物の搬入や近隣へのあいさつで慌ただしくなります。最初に電気・水道・ガスの順で使えるか見ておくと、夜になってから「使えない」と焦ることが減るはずです。
電気は使用開始手続きとブレーカー確認を行う
新居の電気は、入居先の地域で契約する電力会社へ使用開始を連絡します。開始手続きが完了していれば、ブレーカーを入れることで使える場合があります。スマートメーターの通電状況や契約情報の確認が必要なときは、電力会社へ連絡してください。
入居して電気がつかないときは、まず分電盤のブレーカーを確かめます。ブレーカーに問題が見当たらないならば、契約した電力会社へ連絡し、開始手続きや設備の状況を見てもらいます。
スマートメーターの物件では、契約手続きやメーター情報の照合が済んでいないと、通電まで時間がかかることがあります。使用開始の申し込みでは、部屋番号・メーター番号・供給地点特定番号などの情報を求められることもあるため、検針票や管理会社からの案内を手元に置いておきましょう。
ガスは開栓作業の立ち会いが必要になる
新居のガスでは、開栓作業に立ち会いが必要です。本人か代理人が立ち会い、所要時間は20〜40分程度が目安となります。会社や当日の点検内容によって前後するため、入居日に合わせて余裕のある時間帯で予約しておくと、その日からお湯やコンロを使えます。
開栓では、メーターの栓を開けたあと、宅内で点火確認や安全に使うための説明を受けます。コンロや給湯器など、入居後すぐに使うガス機器があるならば、当日点検できる状態にしておきましょう。
水道は使用開始申込みまたは申込書で手続きする
新居の水道は、管轄の水道局へWebや電話で使用開始を申し込みます。地域や水道局によっては、物件に備え付けられた「水道使用開始申込書」を郵送・投函して手続きする形もあります。
申し込みが済んでいれば、元栓を開けて蛇口をひねるだけで水が出ます。水が出ないときは、元栓の位置を確かめ、解消しなければ水道局や管理会社へ連絡してください。
また、集合住宅では、部屋の外にあるメーターボックスや玄関横の扉の中に元栓があります。場所が分からない場合は、無理に触らず管理会社へ聞いてください。水が出ても、最初は色や臭い、蛇口まわりの水漏れを見ておくと安心です。
入居当日は電気・水・ガスが使えるか確認する
入居したら、まず電気・水・ガスが使えるか、順番に確かめます。電気はブレーカー、水は蛇口、ガスは開栓後の点火を見ると、その場で状態を把握できます。当日に使えない設備があれば、早めに各連絡先へ問い合わせましょう。
この点検は、荷ほどきの前に済ませるのが理想です。暗くなってから照明がつかなかったり、夜になってお湯が出なかったりといった状況になると、連絡先の受付時間外であることもあります。
電気・ガス・水道の手続きに必要な情報は?
手続きを始める前に、まずは共通して必要になる情報をまとめておきましょう。
| 情報項目 | 電気 | ガス | 水道 |
| お客様番号 | 必要 | 必要 | 必要 |
| 供給地点特定番号 | 必要なことがある | 不要 | 不要 |
| メーター番号 | 不要 | 必要なことがある | 必要なことがある |
| 使用停止日・開始日 | 必要 | 必要 | 必要 |
| 支払い情報 | 必要 | 必要 | 必要 |
準備する情報は、大きく「共通で必要なもの」と「ライフラインごとに必要なもの」に分けられます。検針票が見当たらないときは、各社のマイページや問い合わせ窓口で調べてみてください。
また、引っ越し前は、複数の会社へ同じような情報を何度も入力します。
- 旧居住所と新居住所
- 引っ越し日、退去日、入居日
- 契約者名と連絡先
- お客様番号、メーター番号、供給地点特定番号
- 支払い方法と新しい請求先住所
そのため、手続き前に上記の情報をメモにまとめておくと、電話でもWebでも作業がスムーズになります。それでは、ポイントを見ていきましょう。
契約者名・住所・連絡先を用意する
電気・ガス・水道の手続きでは、契約者の氏名・旧居と新居の住所・連絡のつく電話番号が必要です。契約者本人以外が申し込むときは、続柄や代理であることを聞かれることがあります。
また、同じ建物名でも部屋番号や棟番号の入力が違うと、手続き確認に時間がかかります。新居の契約書や重要事項説明書に書かれた住所表記を見ながら入力すれば、事業者側でも使用場所を特定しやすくなります。
使用停止日と使用開始日を決めておく
旧居の使用停止日と、新居の使用開始日を先に決めます。引っ越し当日に旧居の使用を停止し、入居日から新居で使用を始めるのが基本です。
旧居の停止日が退去日より後ろにずれ、新居の開始日と重なると、その期間は旧居と新居の料金が重複することがあります。反対に、新居の開始日が入居日より遅れると、当日使えない時間が生じます。引っ越し日を軸に、旧居は退去日、新居は入居日に合わせておくと、料金と生活開始の両方で無駄が出にくくなります。
お客様番号やメーター番号を確認する
お客様番号は、電気・ガス・水道それぞれの検針票やマイページで確認できます。電気では供給地点特定番号、ガスや水道ではメーター番号を求められることもあります。番号が分からないときは、各社の問い合わせ窓口で調べてもらってください。
水道の場合、水栓番号や使用場所番号のように、自治体ごとの呼び方で番号が案内されることがあります。水道の詳細は、別記事「引っ越し時の水道手続き」もご覧ください。
支払い方法と請求先住所を整理する
口座振替やクレジットカード払いを利用している場合、住所変更の手続きが必要になることがあります。請求先が旧住所のままだと、料金のお知らせや案内が届かないため注意しましょう。
ガス開栓の立ち会いでは何をする?
ガスの使用開始では、係員が訪問してメーターの栓を開け、宅内で点火を確かめたうえで、安全に使うための説明を行います。
| 当日見る項目 | 当日までにすること | 当日の注意ポイント |
| 開栓日時の予約 | 入居日に合わせて予約する | 時間に余裕を持って待つ |
| 立ち会う人 | 本人か代理人を決める | 不在だと開栓できない |
| ガス機器 | コンロ・給湯器を用意 | 点火チェックに使うため準備 |
| 安全の説明 | 説明を聞く時間をとる | 使い方の疑問は当日に聞く |
開栓の立ち会いでポイントとなるのが、予約・立ち会う人・ガス機器の3つです。
電気や水道と違い、ガスは「申し込みをしたら終わり」ではありません。当日の訪問を受けられないと開栓できないため、引っ越しの搬入時間や仕事の予定と重ならない時間帯を選ぶ必要があります。
開栓希望日時を早めに予約する
ガスの開栓は、入居日が決まったらすぐに希望日時を予約します。週末や夕方の枠から先に埋まりやすいため、平日の昼間も選択肢に含めると、予約枠を押さえられます。
予約前には、次の点を決めておくとスムーズです。
- 第1希望と第2希望の日時
- 荷物の搬入が落ち着く時間帯
- 入浴や調理を始めたい時間
- 当日立ち会える人の連絡先
予約の時間帯は、荷物の搬入が落ち着いたあとにすると、対応の余裕ができます。開栓後すぐに入浴や調理をしたいときは、入居日の早い時間を希望するなど、その日の生活に合わせて考えましょう。
本人または代理人が立ち会う
開栓の立ち会いには、契約者本人か代理人が立ち会います。仕事などで本人が難しいときは、家族や代理人にお願いする方法もあります。誰が立ち会うかを先に決めておくと、当日に慌てずに済むでしょう。
代理人に頼むときは、契約者名・住所・連絡先・予約時間を共有しておきます。係員から安全に関する説明を受けるため、あとで契約者本人にも内容が伝わるようにしておくと、使い始めの不安を減らせます。
ガス機器を当日確認できるようにしておく
開栓の当日は、ガスコンロや給湯器の点火を確かめます。新しく買うガス機器があるときは、開栓日までに設置を済ませておきたいところです。
都市ガスとプロパンガスでは、使える機器が異なります。前の住まいで使っていたガスコンロを持ち込むときは、新居のガス種に合っているかを事前に確かめてください。
不在になると当日から使えない場合がある
開栓の立ち会いに誰もいないと、その日はガスを使えません。また、再訪問の予約を取り直した場合、お湯やコンロが数日使えないこともあります。不在になりそうなときは、分かった時点でガス会社へ連絡してください。
手続きを忘れたらどうなる?当日の対処法は?
手続きを忘れると、旧居の料金が発生し続けたり、新居で電気・ガス・水道がすぐに使えなかったりします。とくに、旧居側の停止漏れは不要な基本料金の発生、新居の開始漏れは入居当日の生活に響きます。
| 忘れた手続き | 起こりうること | 今すぐすること |
| 旧居の電気停止 | 基本料金や使用料金が続く | 契約中だった電力会社へ連絡 |
| 旧居のガス閉栓 | 精算や閉栓確認が遅れる | ガス会社へ閉栓日を相談 |
| 旧居の水道中止 | 使っていなくても基本料金がかかる | 旧居の水道局へ中止届を出す |
| 新居の電気開始 | 照明や充電が使えない | ブレーカーを見て電力会社へ連絡 |
| 新居のガス開栓 | お湯やコンロが使えない | 最短の立ち会い予約を取る |
| 新居の水道開始 | 水が出ない | 元栓を見て水道局・管理会社へ連絡 |
忘れたことに気づいたら、まず「旧居の停止漏れ」なのか「新居の開始漏れ」なのかを分けて考えます。旧居側は余分な料金を止めること、新居側は今日使えない設備を復旧することが優先です。
旧居の停止を忘れたらすぐ契約先へ連絡する
旧居の停止を忘れたと気づいたら、すぐに契約していた電力会社・ガス会社・水道局へ連絡します。連絡した日を基準に、停止手続きを進めてもらえることが多いです。
退去後に気づいた場合でも、まずは契約先へ連絡し、退去日や最終使用日を伝えて精算方法を確認しましょう。ただし、停止日は申込日より前にさかのぼれない場合があります。連絡するときは、次の情報を手元に置いておきましょう。
- 退去日
- 最後に使用した日
- 旧居の住所
- 新しい請求先
- 受付完了画面や確認メールの保存先
退去後に気づくと焦ってしまいますが、まずは契約先へ状況を伝えることが先です。連絡の記録を残しておくと、後日の請求確認にも使えます。
電気が使えないときはメーターと契約状況を確認する
新居で電気が使えないときは、まず分電盤のブレーカーが上がっているかを確かめます。スマートメーターの住宅では、開始の連絡が済んでいないと通電しないことがあります。
ブレーカーを上げても電気がつかないときは、契約した電力会社へ連絡しましょう。このとき、管理会社から受け取った入居案内・電気メーターの写真・契約完了メールなどを手元に置いて問い合わせると、状況を説明しやすいです。
ガスは立ち会い予約が取れる最短日を確認する
新居のガス開栓を忘れていたときは、ガス会社へ連絡して最短の開栓日を聞きます。開栓には立ち会いが必要なため、在宅できる日を選んで予約しましょう。
すぐに予約が取れないときは、当面の入浴や食事の方法も考えておきます。電気ケトルや電子レンジが使えるなら短期的にはしのげますが、給湯器やガスコンロは開栓まで使えません。小さな子どもや高齢の家族がいるご家庭では、入浴の予定も含めて早めに調整してください。
水道が出ないときは水道局や管理会社へ連絡する
新居で水が出ないときは、まず元栓や止水栓が開いているかを確かめます。元栓を開けても出ない場合は、開始手続きが済んでいないことも考えます。
元栓を開けても水が出ないときは、建物全体の断水や、室内設備の不具合も考えます。周辺の部屋でも水が出ないのか、自分の部屋だけなのかで相談先が変わるため、分かる範囲で状況を整理してから連絡してください。
引っ越し後に起こりやすい住まい・家電トラブルは?
引っ越し直後は、水漏れ・排水の詰まり・給湯器や家電の不調など、生活を始めてから気づくトラブルもあります。荷ほどきの最中に水回りの不具合が見つかったり、運び込んだ家電がうまく動かなかったりすると、焦ってしまうものです。
| トラブル例 | 起こりやすい場面 | 自分で見ること |
| 水漏れ | 蛇口や洗濯機の接続部 | 接続のゆるみ・水たまり |
| 排水の詰まり | キッチン・洗面所 | ごみや髪の毛の詰まり |
| 給湯器の不調 | お湯を初めて使うとき | 電源・ガスの開栓 |
| 家電の故障 | 運搬後の使い始め | 電源・設置状態 |
| 鍵・窓・電気設備の不具合 | 入居後すぐの点検時 | 施錠・開閉・スイッチ |
引っ越し直後は、水回りと家電のトラブルが出やすいタイミングです。入居してすぐにひと通り点検しておくと、困ったときの初動が早くなります。
水漏れや排水つまりは入居後すぐ確認する
入居したら、キッチンや洗面所、トイレの水回りを早めに点検しましょう。蛇口の接続部や洗濯機のホースがゆるんでいると、水漏れの原因となります。
また、排水口にごみや髪の毛が詰まっていると、水の流れが悪くなるため注意が必要です。使い始める前にひと通り見ておくことで、小さな不具合のうちに気づけます。
洗濯機を設置したあとは、給水ホースと排水ホースの接続も確認してください。蛇口を開けたまましばらく様子を見て、床に水たまりができていないか確かめておくと、水漏れの初期対応が遅れません。
給湯器やガス機器の不調は無理に使わない
給湯器やガスコンロを初めて使うとき、お湯が出ない、点火しないといった不調が出ることもあります。ガスの開栓が済んでいるか、電源が入っているかをまず確かめてください。
動かないときは、無理に使わず説明書や相談窓口で調べましょう。ガス機器の不調は安全に関わるため、自己判断で分解するのは避けます。
なお、ガスの臭いがするときは、火気を使わず、電灯や換気扇などのスイッチにも触れないでください。窓や戸を開け、ガス栓やメーターガス栓を閉めたうえで、ガス事業者へ連絡します。異音がする、点火してもすぐ消えるといった症状がある場合も、使用を中止してガス会社や管理会社へ相談してください。
引っ越し後に家電が故障するケースもある
運搬の振動や温度差で、引っ越し後に家電がうまく動かないことがあります。例えば、冷蔵庫はメーカーや運搬状態によって扱いが異なります。設置後すぐに電源を入れても問題ないと案内するメーカーもありますが、横倒し運搬は故障の原因になるため避け、取扱説明書の指示を確認してください。
洗濯機・電子レンジ・テレビ・エアコンなども、設置場所や電源まわりの状態で不具合が出ることがあります。年数が浅い家電は、保証書や購入履歴を手元に置いておくと、修理相談が進めやすくなります。
緊急連絡先と保証内容をまとめておく
新生活では、急なトラブルが起きたときにすぐ連絡できるよう、相談先を一カ所にまとめておきましょう。例えば、次のような連絡先を控えておくと安心です。
- 管理会社や大家さん
- 水道局
- ガス会社
- 修理や駆けつけサービスの相談窓口
住まいのトラブルには、管理会社が対応するものと、自分で修理先を手配するものがあります。水回りや鍵、窓、電気設備などで困ったときに迷わないよう、どこへ相談するのかを事前に整理しておくことが大切です。
よくある質問

引っ越しの電気・ガス・水道手続きについて、迷いやすい点をまとめました。ぜひ、参考にしてみてください。
電気・ガス・水道の手続きは何日前までにすればよいですか?
電気・ガスは1週間前を目安に、各社の期限を確認します。ガスには立ち会い予約が必要なため、希望日時がある場合は、できれば1〜2週間前に連絡します。水道は3〜4日前を目安にし、地域によっては1週間前に水道局へ連絡しておくと安心です。とくに引っ越しが多い3〜4月は予約が混むため、早めに動きましょう。
ガスの開栓は本人以外でも立ち会えますか?
家族や代理人でも立ち会えることがあります。本人が仕事などで難しいときは、当日に在宅できる人へ依頼します。代理の人には、契約者名や連絡先、予約時間を共有しておくと手続きがスムーズです。
新居で電気や水道が使えないときはどうしますか?
電気はブレーカー、水道は元栓や止水栓をまず確かめます。使えないときは、開始手続きが済んでいない可能性もあるため、契約先や水道局、管理会社へ連絡しましょう。部屋番号やメーター番号が分かる資料を手元に置いておくと、状況を伝えやすくなります。
旧居の停止手続きを忘れると料金はどうなりますか?
停止の届け出をしないと契約が残り、使っていなくても基本料金などが発生する場合があります。気づいた時点で旧居の契約先へ連絡し、退去日や最後に使用した日を伝えてください。
電気・ガス・水道の手続きは一括でできますか?
引っ越しの一括手続きサービスや、同じ会社で電気とガスをまとめているときは、一度の連絡で複数の手続きを進められることがあります。ただし、水道は地域の水道局が管理しているため、別途手続きが必要です。まとめて申し込んだあとも、受付完了メールやマイページで停止日・開始日を確認しておきましょう。
まとめ:引っ越し時の電気・ガス・水道手続きはどう進める?
引っ越し時の電気・ガス・水道手続きは、旧居の停止と新居の開始を分けて進めます。電気・ガスは1週間前、水道は3〜4日前を目安にし、地域によっては水道も1週間前に申し込みます。ガスだけは開栓の立ち会い予約を先に押さえておくと、入居当日の抜け漏れを防げます。
また、新居の入居後に水漏れや排水の詰まりなどの水回りトラブルや、家電の故障が見つかることもあります。こうしたトラブルは、どこへ相談すればよいか迷いやすいため、あらかじめ相談先・保証を備えておくと安心です。
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※1 修理および代替品提供のいずれもできない場合には、保証相当額の金銭給付をさせていただく場合がございます
※2 ただし物損の場合は購入日からの経過期間で修理保証額が以下の通り減額となる場合があります。6カ月以下:100%/6カ月超~1年以下:90%/1年超~2年以下:80%/2年超~3年以下:70%/3年超~4年以下:60%/4年超~5年以下:50%
